ぺットボトルのリサイクル
PETボトルの原料は、ポリエチレンテレフタレートである。ポリエステル繊維、ビデオテープのベースなどに使用される。
現在PETボトルはマテリアルリサイクルされている。約8ミリメートル角の薄片状の再生樹脂とするもので、繊維製品やシート製品などの原料になる。2001年5月の法改正により、新たに再商品化手法として認められたのが、ケミカルリサイクルである。02年4月から帝人株式会社でリサイクル工場が稼動を始めた。
廃ペットボトルが有価で取引されるようになってから、自治体がいわゆる「別ルート」(日本容器包装リサイクル協会を経ずに直接処理業者に売ること)で処理業者に売り、そして最終的には中国に輸出される状態が普通になってきた。
容器包装リサイクル法による収集ルートでも、有価物として取り扱われるようになったが、別ルートの処理事業者は、日本容器包装リサイクル協会の審査を受けフレークの品質を多角保つ必要はないため、買入価格が高い。
そのため、正規ルートの処理事業者は、適正価格での廃ペットボトルを入手できず、廃業を迫られており、国内リサイクルは崩壊寸前である。
ペットボトルのふたは回収時に別処理となるが、良質なプラスチックでありリサイクル可能であることから、これらを集めた売上げで発展途上国にワクチンを贈る試みが各地で行われている。
※2009年 現代用語の基礎知識より引用
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